プリスクールに通っているのに英語を話せないことがある?親が家でできること

「親が英語を話せないからこそ、子どもには幼いうちから英語を学ばせて将来困らないようにしてあげたい。」という親御さんの愛情から、子どもをプリスクールに通わせている方多いと思います。

しかし、「プリスクールに通って2年経つけど他の子よりも英語が伸びない。」「まだ英語を話せない。」と、子どもの英語力にお悩みの方も…
せっかくプリスクールに通わせているのに、子どもが英語を話せないと不安になったり、今後どうしようか悩んだりしてしまいますよね。本記事では

  • 子どもの英語力が伸びない原因は何なのか
  • 家庭で子どもの英語力を上げる方法とは
  • 子どもの英語力に親が英語を話せないことは関係しているのか

について解説しています。

プリスクールに勤務している保育士が記事を書いているので、現場のリアルな子どもたちの姿、家庭でできる英語教育について知ることができます。

プリスクールに通っていても、子どもが英語を話せるようにならないこともある!

英語話せない

プリスクールとは、1日中英語の環境で過ごす保育園です。期待大でそんな園に子どもを通わせても、実は英語を話せるようにならない場合もあるのです。

しかも、英語を話せない子になる確率もかなり高め。私の園でも、平均すると各クラス1/6の子は英語を話せないという状態です。英語を話せないと言っても、年齢やその子によっても異なります。

1〜2歳児で英語は話せないのは当たり前

1〜2歳児クラスで、「うちの子英語が話せません…」と悩んでいるのであれば、それは心配ありません。私が見てきた中でも、1〜2歳児で自分の思いや経験を英語で伝えている子はほとんどいませんでした。

子どもからの発信は全て日本語で、先生に伝えてきます。話せる英語は簡単な「I’m fine.」「Thank you .」「Here.」「Cute!」などです。

自分で文を作って相手に伝えるというのは難しいので、園でもそこまでのレベルは1〜2歳児には求めないようにしています。1〜2歳児は、耳を英語に慣らしたり、英語に対する抵抗をなくす期間だと思って、子どもが英語を話せないことに悩む必要はありません。

3歳児から英語で思いを伝えられるようになってくる

3歳児クラスになると少しずつ、自分の思いや経験を英語で伝えられるようになってきます。

私の園では3歳児クラス夏頃から、園にいる間は英語を話してはいけなくなり、日本語で話した場合は先生から注意されるようになります。少し強引に感じるかもしれませんが、英語を習得するために必要な環境です。

そして、3歳児終わりごろになると、時制を考慮するのは難しいですが英語で話せるようになってきます。
例えば、休みの日は何をしたの?と質問されると「私は公園に行きました。」と英語で「I go to park.」と完璧な英語ではないものの答えられるようになります。

少しずつ英語を話せない子と、英語を話せる子との差がついてくる時期です。

ここで、「朝ご飯は何を食べたの?」「昨日は何したの?」など簡単な質問を理解できず答えられなかったり、答えの中に1つも英語が入っていないと、英語力が他の子よりも低い部類に入ってきます。

4〜5歳児は完全に英語だけで話せるように

4〜5歳児は園では完全に英語だけを話すようになります。3歳児までは、日本語混じりの英語でしたが4〜5歳児は何を説明するのにも英語で話せるようになります。

少しずつ英語の語彙数も増えて、時制のあった英語、「I went〜.」や「I was〜」などの同氏の過去形を使って話をします。
また、レッスンでも実践的な理由を説明するときは「Becauseを使う」というような英語を習い英語力もさらに上達していくのです。

4〜5歳になると、英語力の差は明らかで英語力がついていない子は園にいる間、口数が減っていきます。また、先生の指示や活動内容が複雑になってくるので、理解できず周りを見て動くことが増えていきます。

普段はたくさん喋るのに、参観に行った時や迎えに行った時に全く喋らないという子は他の子の英語についていけていないのかもしれません。

4歳児の話です。3歳児クラスの時から少しずつ英語に遅れがでていました。そして、4歳児になってから、遊びのルールも難しくなりまたそれを英語で説明されるため理解ができていない様子でした。周りを見ても、理解することができず最終的にゲームの途中で泣き出してしまいました。

このように、英語が話せない、理解できないために楽しいはずの保育園で辛い思いをしてしまう場合があります。
また、自分で「自分は英語を話せない」と自覚してしまうと自信がなくなり、余計英語に対してマイナスな印象を持つようになってしまうのです。

英語力があがらない子どもに家庭でできることは?

とはいえ、もうプリスクールに通い出して2、3年経ち、あと少しで卒園というところで転園するのは避けたいですよね。子どもたちが作り上げた関係を、壊したくないというのが保護者の方の本音だと思います。

そこで、プリスクール保育士が子どもの英語力をあげる最終手段として家でして欲しいことをお話しします。「子どもが英語を話せるようにならない!」と悩んでいる親御さんにはぜひ実践してほしいと思います。

英語を好きになれるようたくさん褒めてあげる

まずは、お子さんが英語を好きになれることが大切です。小さな失敗の積み重ねで英語を話すことに自信がなくなっている場合が多くあります。

褒めるのはどんな些細なことでも構いません。例えば、

  • 自然と英語が出たとき
  • 簡単な英語の質問をして答えられたとき
  • プリスクールの先生に英語のことで褒められたとき

保護者の方が、大袈裟?と思うくらい褒めてあげてください。「○○ちゃんすごい!そんな英語も知っているの?ママは知らなかったよ!」という風に。

プリスクールでは、多くの子どもが生活しているため先生も意識はしていますが、なかなか褒めてあげられません。子どもの一番の味方になれるのは、保護者の方だけです。

たくさん褒めてもらえることで、少しずつ自信がつき「僕英語できるかも!」「僕も英語話せる!」と英語に対する抵抗も少なくなっていきます。
そして、英語にトライする気持ちが育っていきます。ですのでまずは、保護者の方がたくさん褒めてあげる。これが大事です。

英語の絵本を子どもと一緒に読む

お家では、英語の絵本を一緒に読んであげてください。

絵本を子どもと読む時間は、子どもと心を通わせて、子どもが親から愛されているという実感を得る大切な時間です。
いつもの絵本にプラス、または置き換えて簡単な英語の本を読んであげてください。内容はとても簡単で、中学生レベルの英語力なら読めるものなのでご心配なく!

プリスクールでもよく読んでいる絵本を少しご紹介しますね。

1〜2歳児向け

1~2歳児の子には、目で見て、触って楽しめる絵本を読んであげましょう。

  • Toes,Ears,Nose

「手袋の中にあるのは~」で、手袋がめくれるようになっており、めくると手が現れる。このようにめくって楽しく、隠れている体のパーツの名前を、この絵本で知ることができます。ママが質問をして、子どもにめくってもらうというやり取りをしながら楽しむことができる絵本です。

  • Excuse Me!

日常的な英語のやり取りを学ぶ第一歩として子どもに読んであげたい本です。例えば、「Do you want a that?」と聞かれて、「欲しい」と答えたいときには「Yes,please!」と答える。このような、簡単なやり取りをかわいい絵と共に学ぶことができます。

3歳児向け

3歳になると、ストーリー性のある絵本を理解できるようになるので、まずは短めの絵本から始めていきましょう。

  • Animal Fashion Parade

動物たちのファッションショー。動物たちの衣装を面白おかしく紹介するという内容で、ゆめかわいい色使いで引き込まれます。本を読む中で、動物の名前も覚えられます!

4~5歳児向け

4,5歳になるとかなり長めの、絵本を最後まで聞けるようになります。まずは、少し簡単な絵を見ても話が分かるような絵本を選ぶようにしましょう。

  • Duck,Duck Dinasour

双子のDuck&DuckとDinasourが一緒に過ごす1日が描かれたもの。体の大きさが全く違う彼らが、泥んこになったり虫を捕まえたり楽しく過ごす様子が絵から伝わってきます。ページ数は多めの32ページ。しかし、1ページあたりの文量が少ないので飽きることなく絵を楽しみながら読むことができます。


  • Guri and gura

これは、日本でよく読まれている「ぐりとぐら」の英語バージョン。元々の、話を知っていると抵抗なく内容を理解することができます。日本語版を持っていると比べながら、英語での表現を学ぶことができますね!




英語のアニメを見せる

保護者の方が忙しいときには、英語のアニメを用意しましょう。

ですが、「これを見せていればいいや」「子どもと関わるのが大変だからこれをずっと見せておこう。」という考えは捨ててください。
子どもの目にはスマホやテレビの映像はよくありません。しかし、見せないようにするなんてことはこの時代正直不可能ですよね。

だったら、子どもが見る動画を英語に変えちゃいましょう!

意味がわらない絵本では興味をもってくれないという場合は、YouTubeや英語学習テキストのDVDをかけて見せてあげてください!

初めはママやパパと一緒に会話しながら見る、簡単に訳してあげながら見るのもいいですね。「くまちゃんがお買い物いったね。」「雨が欲しいって言ってるよ」のように。

おすすめの英語動画はこちらです。毎日英語のDVDを見る習慣をつけたいという方はまとめて買うのが良いでしょう。

1度買うと、多くの種類がありなかなか飽きないので1年近く買い足さなくても済みます。

あまりお金をかけたくないという方は、無料サンプルで試してみるのも1つの方法です。私がおすすめするのはこちらのサイトです。



ディズニー動画なので、知っている子も多くお母さんたちも楽しめると思います!

YouTubeで英語の動画を見るのもいいと思いますが、子どもが勝手にほかの動画を見てしまわないように注意してくださいね。

子どもの英語力に親が英語を話せないということは関係ない

「子どもの英語力が伸びないのは、親である私たちが英語を話せないからなのでは…」と思ってしまう方もいらっしゃいますよね。

しかし、子どもの英語力に親が英語を話せないというのは関係ありません。

親が英語を話せなくても、英語がペラペラになる子は多くいます。また、その子たちは家では普通に日本語で過ごしています。確かに、英語を話せたほうが家で英語を教えられます。

しかし、私たちの園は入園する時にプリスクールの保護者には「家では日本語でしっかり関わってあげてください。」と伝えています。
なぜなら、保育園では日本語を伸ばせないから。英語はプリスクールで伸ばし日本語は家で伸ばす。その役割分担が果たせてこそ、子どもの語彙力は伸びていくのです。

先程、家でできる英語教育法を紹介したのは、どうしても子どもの英語を伸ばしたいと言う保護者に向けてです。

プリスクールに通う保護者にしてほしいことはこちらの記事にまとめてあります。

【必読】インターナショナルプリスクール・英語保育園に通っている子の親が家庭ですべきこと

ですので、子どもが英語を好きにならないのは親である私たちのせいなんて決して思わないでくださいね!

子どもが英語を好きにならないのは環境もありますが、その子の性格でもあります。好きになれるような関わり方をするだけで、子どもの英語に対する気持ちも変わってきますからね。

子どもがプリスクールに通っているのに英語を話せないということについてのまとめ

プリスクールに通っていても英語を話せない場合があるということがわかったと思います。
1〜2歳児はプリスクールに通っていても英語を話すことができないのは当たり前。3〜5歳児は話せるようになってきて、本人も自分が英語を話せるか話せないか自覚してくる。

英語に対する抵抗を解決するためには、英語を楽しい!と感じたり、自分の英語に自信を持つことが大切です。

そのために、保護者の方ができることとして、たくさん褒める、英語の絵本を読む、英語でアニメをみるということがあります。全てを一気に始めようとせず、今日からできるたくさん褒めると言うことから始めてみてはいかがでしょうか?

お母さんお父さんの英語力がないから、子どもが話せないわけではありません。私たちの遺伝子が…なんて考えずに、毎日の関わりの中でできることをしていってあげましょう!

お母さん、お父さんの愛が子どもの明るい未来に繋がります。

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