【プリスクール保育士解説】プリスクールに通った4つの効果とデメリット

一日中英語で過ごすプリスクールに通って子どもが得られる効果はどのくらいなの?

プリスクールって日本語の保育園と比べて多額の費用がかかってなかなかプリスクール入園へ踏み切れない親御さん多いのではないでしょうか。

本記事では、プリスクールに得られる効果、なぜ子ども英会話スクールよりもプリスクールの方がいいのかなどを説明しています。

この記事はプリスクールに勤務している保育士が書いています。
私は、子どもに英語を身に付けさせたいのであればプリスクールに通うことが1番早い方法だと思っています。しかし、デメリットもあるのでその点に関してもしっかり確認しておきましょう。

プリスクールに通って得られる英語の効果

ではまず、親御さんが1番気になるプリスクールに通って子どもが得られる効果についてお話しします。
これらは、プリスクールに通わないと得られない効果です。

プリスクールの効果①13ヶ月で英語を自然と口にするようになる

プリスクールの子ども

プリスクールに通い出して13ヶ月で、子どもの口から自然と英語が出るようになります。

例えば、友達や先生にさよならを言う時に「See you!」と言うようになったり、何かをしてもらった時に「Thank you!」、名前を呼ばれたら「Here!」と自然に返したりするようになります。

私も、働き始めた頃は衝撃でした。

日本語と英語が混ざり、初めてトイレでおしっこできた子が「Mammy happyになるね!」と言っていたのは可愛かったです。このように、2歳の子が何の違和感もなく、自然にサラッと英語を口にするのです。これが、1日英語で過ごす保育園の効果かと実感しました。
そして、どんどん子どもの中の英単語数は増えていき、話す英語も増えていきます。

プリスクールの効果②英語耳ができあがる

プリスクール 英語耳

「英語耳」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
意識しなくても勝手に英語が入ってくる、ネイティブのスピードや発音に耳がついていける能力のことを英語耳といいます。

例えば、英語耳を持たない日本人は「r」と「l」、「can」と「can’t」が区別がつかない場合が多くあります。留学したこともなく、プリスクールに通っていなかった私には英語耳はありません。

プリスクール在園児は英語耳を持っているので、大人よりも子どもの方がネイティブとの会話をスムーズにこなす場合が多々あります。英語耳を持つと、このような微妙な音の違いを聞き分けることができるようになるのです。

そして英語耳を持つことで、聞き取りはネイティブに近い能力を得ることができます。

プリスクールの効果③英語脳ができあがる

英語脳とは、頭の中で日本語に訳さずに英語のまま理解することです。

大人になって英語を学ぶと、英語を全て日本語訳して理解してしまいますよね。それが、普通です。私も、英語の保育園で働いていますがネイティブと会話していても、無意識に日本語に訳して理解している時があります。

逆に、英語を英語のまま理解するっていうのがよく分からないですよね。プリスクールに通うと、その英語脳が身につくのです。

毎日英語の環境にいる子どもたちは半留学状態です。日本語も完璧に出来上がっていない子どもたちは、英語は英語で理解するため自然と英語脳が身についていきます。

もちろん、子ども達も一回で理解はできません。何度も同じ状況を繰り返し、その中で「これはこういう意味なんだ」と日本語に訳さず感覚で掴んでいきます。

私たちも、日本語の言葉の意味を他の言葉に訳したりしないですよね。それと同じです。生活する中で言葉を耳にし、いろんな状況を経験することで言葉の意味を理解していきますよね。

子どもにとって英語は日本語を身につけるのと同じ感覚で身についていきます。一回いっかい、日本語に訳さないので理解するまでの速度は圧倒的に早く、そのためネイティブの話すスピードにもついていくことができるのです。

プリスクールの効果④英語の発音が自然と身につく

プリスクール通う4つ目の効果として本場の発音が身に付きます。
大人の私たちのように和製英語を知らない子どもたちは、和製英語に引っ張られることなく本場の発音を覚えるのです。

例えば、アレルギー(Allergy)の本場の発音は「アレジー」。トマトも正しい発音は「トメイト」ですよね。このように、日本風の発音ではなく正しい発音を身につけることができるのです。

また、日本語にはない舌を巻いたり、舌を前歯の間に入れたりする「th」の発音も自然とできるようになります。
例えば、「Are you ready?」。私の園の発表会の劇のセリフなのですが、正しい発音を毎日聞いている子どもたちは、保育者が何も言わなくても舌を巻き発音していました。巻き加減はまだ3歳児には調整が難しいようで巻きすぎている子もいましたが()

自然と違和感なく正しい発音が身につくのは、毎日英語の環境で過ごしているからこそですね。

プリスクール卒園後の英語力はどのくらいなのか

プリスクール卒園後の英語力はどのレベルまでに達しているのか気になりますよね。
プリスクール卒園時の子どもの英語力は、個人差はありますが中学生よりも高いレベルになることが期待できます。

詳しくはこちらの記事に書いているので、続きが気になる方はご覧ください。
プリスクールで英語を学んだその後はどうすべきなのか。英語力は失われる?

子ども英会話スクールとプリスクールでの効果の違い

英語を学ばせるだけなら、子ども英会話スクールに通えばいいんじゃないの?と思う方いらっしゃいますよね。

しかし、英会話スクールだけでプリスクールに通ったレベルの英語力を身につけるのは正直なところ難しいです。もちろん、親御さんの協力次第で英語力を伸ばすことは可能です。
【2020年版英語の保育士がおすすめ】家庭でできる子ども英語教材(CD,DVD)
【2020年版】英語保育士が選んだ子ども英語オンラインスクール
ですが、親御さんの負担を少なく子どもに英語を身につけさせたいのであればプリスクールに通う方が良いです。

なぜならば、プリスクールに比べ英会話スクールは、英語で過ごす時間が圧倒的に不足しているからです。

プリスクールだと、短くても5時間。長いと8時間は英語だけの環境で過ごすことができます。その中で、先生からの指示、注意、誉めなどを英語で受け英語を吸収していくのです。

英会話スクールでつくることが難しい環境ですよね。
英会話スクールとプリスクールの違いをまとめました。

プリスクール

英会話スクール

環境

製作、自由遊び、衣類の着脱、排泄など身の回りのこと全て英語で行う。英語のレッスンを英語で行う

席に座り、授業を受ける

使う言語

英語のみ

英語のみの場合と日本語と英語が混在する場合がある

英語の吸収の仕方

様々な状況を経験して自然と英語を吸収

英単語や決まったフレーズを暗記

効果

  • リスニング力がつく
  • 自分の思いを英語で伝える力がつく
  • 自分で文章を組み立てられる
  • 英語に対しての抵抗が少なくなる
  • 英語に対しての抵抗が少なくなる
  • 英単語数が増える

保育園だけで終わってはいけない

プリスクールに通えば一生ものの英語が身につくと思っている方は間違いです。

プリスクールに通って、それから何もしなくても英語力が持続するわけではありません。プリスクールを卒業してからも、子どもが英語を学ぶ環境を用意するのは必須なのです。

そうしないと、プリスクールで得た英語力は失われてしまうから。つまりプリスクールで得た英語力は一生ものではないということです。

プリスクール卒園後の詳しいことについてはこちらの記事に書いているので興味がある方は是非
プリスクールで英語を学んだその後はどうすべきなのか。英語力は失われる?

プリスクール卒園後のおすすめオンラインレッスンはこちら
【2020年版】英語保育士が選んだ子ども英語オンラインスクール

認可保育園を選ぶ

プリスクールを選ぶ1つの基準として、認可保育園を選ぶようにしましょう。認可保育園の方が全体的に安心して子どもを預けることができます。

認可保育園は、国が定める基準を満たしている園のこと。
例えば、子どもに対しての保育者の人数が正しく配置されていたり、施設の設備も国が定める基準を満たしていたりすることです。

認可外でも国の規定に基づき運営を行なっているところはありますが、国から厳しく言われることがないので認可外保育園でいい園を見つけるのは一苦労でしょう。
また、保育料も各市町村へ払うので、直接園に支払う認可外保育園よりも安い場合が多いです。

ですので、プリスクールを選ぶ基準として認可保育園に限定して選ぶと良いと思います。

プリスクールに通うデメリット

プリスクールで英語を学ぶにあたりデメリットもあります。

それは、英語と日本語が混在してしまうこと。プリスクールで1日中英語を話すので、保育園で日本語を伸ばすことは難しいです。そのため家庭で、日本語での会話を意識しないと日本語の伸びが普通の保育園に通っている子よりも緩やかになってしまいます。

英語でものの名前や行動を覚えてしまうことで、日本語で何といえばいいか分からず小学校に上がってから困る子も少なくありません。

年長クラスの子で、サツマイモという日本語を知らない子がいました。
保育士と一緒に野菜の絵が描かれている本を見ていて「これは何
?」と質問されると「Sweet potato.」と何度も答えていました。「日本語では?」と聞かれても答えられず、本当に日本語での言い方を知らない様子でした。

英語しか知らない言葉が増えてしまうと、小学校に上がってから混乱してしまうのは目に見えていますよね。

そうならないためには、保護者の協力が必要なのです。日本語を伸ばすのは親が責任を持って関わっていかなくてはなりません。

プリスクールに通う子どもの親にしてもらいたいことは、こちらの記事に詳しく書いています。
【必読】インターナショナルプリスクール・英語保育園に通っている子の親が家庭ですべきこと

英語の読み書きはいつからできるようになるのか

私の園では、2歳児クラスから英語のレッスンが始まります。まずはアルファベットと色から学んでいきます。2歳児クラスは、まだ問題を解くのは難しいのでAならAがつく単語をみんなで言いながらワークシートの色塗りをする程度です。

3歳児クラスになると、アルファベットと数字を学んでいきます。また、英語の本を1ページずつ家で練習してきて、園でネイティブの先生と読み合わせするということが始まります。3歳児後半になってくると、簡単な英文が読めるようになってきます。

個人差はありますが、読み書きできるようになるのは4歳児クラスからですね。

レッスンの内容もレベルアップし、言い回しや文章の作り方について学んでいきます。

まとめ

プリスクールの効果

  • 入園13ヶ月ほどで英語を口にするように

  • 英語耳、英語脳を手に入れる

  • 本場の発音が自然と身につく

プリスクール卒園後の英語レベル

  • 中学生よりも高いレベルに
プリスクールと英会話スクールの効果の違い

  • プリスクールだと自分の思いを英語で表現できるレベルになる
プリスクールに通うデメリット

  • 英語と日本語が混在してしまい子どもが混乱する場合がある

プリスクールに通って得られる効果は理解していただけたでしょうか。
注意していただきたいのは、個人差があるということです。誰にでも向き不向きはありますよね。子どもも同じで、幼い頃から英語を始めても向いている、向いてないがあります。

子どもに期待しすぎず、「英語が見につかなったら見につかなった時だね」くらいの気持ちで関わってあげてほしいと思います。

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